食事のこと


骨折してから2ヶ月。カルシウムとタンパク質をとる食事をしていて、ヨーグルトをよく食べている。

という話を知り合いにしたら、「牛乳を飲むと骨が折れやすくなる?」というミルクパラドックスのことを語るアンチ牛乳派の動画を見せられる。

理論としては、牛乳は、カルシウムに比べてマグネシウムが少なく11:1の比率。母乳なら2:1の比率。血液中のマグネシウム量が不足し、骨を溶かして補う、というもの。

その動画自体はあやしく、調べても根拠がわからなかったけれど、牛乳論争というものが世の中にあることを初めて知った。

カルシウムとマグネシウムは2:1で摂取するのがいいこと自体はよさそうなので、自分が食べた食事のカルシウム量とマグネシウム量を1日だけ計算してみた。

食事全体での比率は、カルシウム:マグネシウム=7:3 くらいだった。

ついでに計算したタンパク質は90gだった。推奨摂取量50-60gなので多すぎる。食べ過ぎだった。

いろんな食品から少しずつ栄養をとっているので、計算がめんどくさい。

マグネシウムだけ多い食品はあまりなく、マグネシウムが入っていればカルシウムも入ってて、乳製品がなければ確かに2:1くらいに落ち着きそう。

手首骨折で多いのは、閉経後の女性で、骨粗鬆症の話。

閉経すると女性ホルモンが減ることで、骨を壊す活動が骨を作る活動より進むようになり、結果、骨粗鬆症になりやすい。

転倒して手をついただけで骨折することがある。

日本人の普通の食事ではカルシウム不足で、それを少しでも補うために、積極的なカルシウムの摂取が必要。

引用:「厚生労働省は日本人のカルシウムの必要量を成人で1日600mgと定めています。これはあくまでも最低限であって、骨粗鬆症を予防しようとするなら1日800mgは必要です。」

引用:「乳製品なしでは、日本人の一般的な食事で摂取できるカルシウムは、1日200~400mgほどです。これに牛乳 1 本を加えるとさらに 200mg 補給することができますが、これではまだ骨粗鬆症の予防・治療に必要な分は確保できません。ヨーグルト、チーズなど他の乳製品も積極的にとるようにしてください。」

今、がんばってなんとか800mg達成できるレベルで、乳製品なしでは無理だということが、計算してみてわかった。

人によって食事量は違うけれど、自分にはこれ以上食べられない。もう少し減らしたい。年を取ればなおさら。そう考えると、乳製品は手軽でありがたい存在なんだと思う。

主菜が肉に偏りがちなので、魚を増やしていけば、多少は乳製品を減らせるかも。でも魚ばっかり食べてられない。

でも、動物性食品全体をもう少し減らしたい。豆腐は食べるけれど、豆類も増やしたくない。

海藻はかなり食べているほう。海苔が好き。シラスなど小魚は元々よく食べる。

カルシウムが含まれる野菜を積極的に取り入れて、量を増やしていこう、と思ったけれど、小松菜が嫌いで困る。

アンチ牛乳派の話には賛同はできなかったけど、改めてどうカルシウムをとるか考えるきっかけにはなった。

基本に立ち返ろうと思って、自分が信じる健康法的にどうなのか調べてみる。

食べすぎはよくなくて、腹八分目。

ギチギチもよくなくて、ほどほどに陰陽バランスよく。

よく噛んで楽しく食べる。

牛乳も給食で飲む程度ならOK。

骨のためには、カルシウムをとることより、腎臓を大切にすること。

あれ?腎臓にタンパク質多めってダメじゃない?と思った。腫れもひいて患部が落ちついてきたからか、食事は普通に戻していいのかも、という気持ちになってきた。

将来的に骨粗鬆症にならないのは無理かもしれない。遺伝的要素が6割、という。血縁を考えると、自分もなりそうな気がする。