抜釘手術前の状態
怪我をした季節が近づいて、怪我をした時を思い出す。あれから怪我をしないように気をつけるようになった。自分を過信しない。
硬さはあるけれど、普段は骨折したことを意識していない。お風呂に入る時、湯船で手首をくるくる回したり、手のひらを合わせて合掌して引き寄せたり、適当にするのは習慣になった。使いすぎると疲れるのは左手も一緒だから、怪我のせいではないかも。
寝てる時、気がつくとバンザイのポーズで寝ていて、肩に負担がある気もする。
髪をしばることもタオルさえ重かったのがうそみたい。リハビリに通ったことも夢みたいな感じがする。
抜釘手術の前日
抜釘手術の麻酔は肩から注射する局部麻酔だけれど、怖い気持ちがあって、もしなんかあったら延命処置しなくていいと家族に伝えた。一筆書くべきなのだろうけど、めんどくさい。
抜釘手術の当日
前と同じ、一泊入院。入院=点滴生活だった。年度末だからか、病院内が慌ただしかった。
個室が空いていたので、個室にしてもらうことにした。
朝食は家で軽く食べて、午前に入院。手術着に着替えて、ベットで点滴を受ける。手術中に気持ち悪くならないため、昼ご飯は抜きだった。
午後、気持ちを和らげる注射もした。手術時間になって、車椅子で手術室へ。まず、肩から麻酔注射。小指側によく効いて、親指側が効きが弱かった感じ。切った時は痛くなかったけれど、釘抜きが痛かった。耐えられたけど、痛かった。痛いことは伝えたものの、いまさら麻酔を追加されるのも怖くて、耐えた。
抜釘手術がそういうものなのではなくて、今回の麻酔が失敗したのだと思う。
手術後は手首周りをぐるぐる包帯を巻かれて固定。左手で右腕を抱えて、車椅子で病室に戻った。手術後、夕食までの間、心電図をつけた。止血の注射もした。
微熱37℃。手術後の微熱はよくあること、と看護師さん。手術は痛かったけれど、麻酔が徐々に切れても傷はたいして痛くなかった。骨折時とはだいぶ違った。今回は手を上に吊るのも無し。
指を動かす動作をどこまでやるべきか?安静にすべきか?がよくわからなくて不安になる。執刀医の先生が様子を見に来てくれたので聞いてみた。指を動かしたほうがいいけれど、無理に動かすこともないと確認した。夜ご飯を食べて眠った。眠りたかった。個室で静かで、痛みも少なくて、よく眠れた。個室にトイレもついていて、トイレに行きやすくてありがたかった。点滴をするとトイレに行きたくなる。
抜釘手術の翌日
朝起きて、親指の付け根が多少腫れぼったくなったけれど、痛みも少なく、腫れも少なかった。寝起きは多少指先がしびれた感じもあったけれど、動かすとすぐ普通になる。
朝ご飯は左手で食べた。痛さより、包帯ぐるぐる巻きで使いづらかったから。ご飯は小さなボール状で、おかずは串を差してあるので、食べやすい。この病院の食事は薄味でおいしくない。それは仕方がないけれど、量が少ないことは、カロリーや栄養が不足していないのか疑問。
点滴を一つして、昼寝。午後、また点滴。左手は点滴しているし、右手は包帯ぐるぐる巻きで、ケータイを動かす気になれない。来てるメッセージに簡単な返事だけした。
午後に執刀医の先生が来てガーゼ交換。包帯ぐるぐる巻きが外されて、ガーゼを当てて上から防水テープを貼った。黒い糸の縫い目が一瞬見えて、痛々しい。防水テープはこすらなければめったに剥がれないとのこと。骨折してみて、医療や技術の進歩を感じることがいっぱいある。
痛くなかったので、薬は鎮痛剤は無しになり、抗生剤だけ処方されて夕方帰宅。支払い6万円強だった。抜いたプレートは洗浄してパッキングされた状態で記念に?もらった。
帰宅後に夕飯中、手首ではなくて二の腕が痛くなってきた。成長痛みたいな、筋肉痛みたいな、五十肩みたいな痛み。一晩寝たら治った。麻酔の影響か何か?
右親指に力を入れると、傷口が痛いので、ゴムで髪の毛を結びにくい。できなくはないけれど、やりにくい。骨折当初を思い出した。人任せにできないことでやりにくいこと。髪をまとめる動作と、パンツの着脱動作。パンツは左手だけでもなんとかできるけど、髪の毛は片手でできない問題。
お風呂にちゃぽんと浸かった。傷口は濡らさないようにした。
抜釘手術の翌々日
親指を動かしてもそんなに傷に響かなくなり、髪をゴムで留めることができた。処方された抗生剤を毎食後3日間飲む。
右手で箸でご飯を食べた。動かしすぎると傷口に響くけれど、たいした痛さなし。念のため、安静にした。パソコンのキーボードも普通に打てたけれど、無理しないことにした。
長袖シーズンなので外出も気にならない。荷物は左手で持った。
2週間位は無理せず過ごすことに決めていたけれど、軽い作業で濡れない動作なら、もうできそう。
金曜日、傷口近くの肌が黄緑色っぽい。ほとんど腫れてないし、経過良さそう。右手側の二の腕、肘、肩や背中など、傷以外が少しだるい。薬飲みきった。
動かしすぎたり、負荷が大きいと傷が痛い。普通に右手を使うけれど、重いものは持たないようにした。
抜釘手術から1週間
ひさびさに車の運転。骨折時は運転すると左折がしにくかったけど、抜釘後はそれはなかった。
ひさびさに畑作業をして、右手が手術前とかなり同じ雰囲気。重たいものを持ったり強い力を入れたりはしていない。抜糸がまだなので、リハビリ運動はしていない。
手首を反らせる動作は痛い。腫れも硬さも大丈夫でよかった。
抜釘手術から1週間で抜糸
抜糸してもらう。痛くなく、すぐ終わった。傷の上に肌色のテープ、その上に防水テープ。2〜3日で剥がしてよいとのこと。
骨に釘の穴があいてて弱くなってることについて、質問。手をついて強い力がかかるとそこから折れるので、手をつかないように!と教わる。気をつけよう。
負傷から丸1年、これで通院完了!
改めて先生にお礼を伝えた。
手首を反らせる動作は表面の皮膚が張る感じで痛いので、もう少し傷がいえてから、徐々に伸ばす運動でもしようかな。
抜釘は思っていたよりダメージが少なかった。
プレートを取らない場合、腱がこすれてある日突然切れる、ということがめったにないが起こり得るらしく、そういう不安からは解消されてひと安心。
あとは、反らす運動がいつぐらいに抜釘手術前の程度に戻るか記録したら、この日記も終わりにしよう。
あいている釘穴をふさぐべく、またカルシウムなど栄養のある食事にしたい。自主的に、手術2週間位はアルコールを控える。
抜糸の3日後、傷口の透明テープを剥がした。傷口の位置は、初めの手術と同じ場所。先生の手術前の説明通りだけれど、本当にそうだった。まだカサブタになりかけで、糸があった位置が茶色っぽく、結構デコボコ、ギザギザな印象。手首を前後に屈伸運動させると、傷口の中が痛い感じ。
傷周りの中のほうに癒着感というか、こり固まった感じがあるので、少しずつほぐしたい。
前はリハビリ時に療法士さんに傷口部分をモミモミされたことを思い出し、その頃の日記を読み直した。透明テープを剥がしたのが抜糸から2週間以上後で、はがして傷口が見えてから、モミモミされた。つまむような感じ。
抜糸の4日後、傷口が治りつつあって、開かないと確信できたので、傷口デコボコを左手の親指でやさしくマッサージしてほぐした。朝昼夕、気がついた時にした。前後に屈伸したり、合掌運動もした。多少は固まりがほぐれた気がする。
抜糸1週間後。傷口は少し盛り上がってデコボコしてるけれど、色は白っぽくて、カサブタ少しで傷は塞がっている。押すと痛い。テーブルを拭く時に、手首をそらしにくいので拭きにくい。手首を反らせる動作だけ、抜釘手術前よりできなくなって、少し前に後退。
抜糸後2週間ちょっと。手術直後よりもだんだん固くなる感じ。お風呂上がりなど、じっとケータイいじってるだけ、などあまり動かさないと固いので、屈伸させたり、手首を回したり。前より傷のデコボコ気になる。ケロイドにはなってない。ヒルドイド塗った。